フランスからミッシェル・オーモンを招いて「TABギタースクール創立20周年記念ライヴ・シリーズ」のVol.1として開催しました『Michel Haumont Live in Japan 2010』は、おかげ様で無事盛況に終えることができました。曙橋のバックインタウンにご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
ミッシェルは、ピエール・ベンスーザンやジョン・フェリックス・ララーニと並んで、フランスではよく知られている、キャリアの長い実力派アコースティック・ギタリストです。ヨーロッパを感じさせるエレガントな曲調のナンバーから、チェット・アトキンスやマルセル・ダディの影響を受けた華麗なギャロッピング・スタイルまで、様々なタイプのレパートリーを存分に披露してくれました。私もソロ演奏の他、最後に数曲一緒にセッションさせていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
彼は、私が2008年にパリでライヴをしたときに、ピエール・ベンスーザンの紹介でいろいろお世話になったギタリストでもあります。今回の来日ライヴの開催で、少しでもその時のお礼ができたのなら、私としてもとてもうれしいです。今回は東京一回のみの公演で、他の地域の皆さんに観ていただけなくて残念でしたが、次回来日の際にはツアーとして各地で開催できればと思っています。ライヴの写真とコメントを下記に何点かアップしましたので、どうぞご覧ください。
2010年12月 TABギタースクール 打田十紀夫
●写真提供:神山明氏
会場のバックインタウンは、何度もTAB主催ライヴを開催している
お馴染みのライヴハウス。下の写真は、開演を待つお客さま。
まずは、友情出演の打田十紀夫がソロで登場。ステージの
飾り付けもクリスマス風で、師走のムードをかもし出しています。
続いて、ミッシェルのソロ・ステージ。
フランスのギタリストならではの曲調も多く、みんなうっとり。
それと、最前列にお座りだったTAB生徒さんのUさんが、
なんとフランス語ペラペラだったので、MCを臨時通訳してくれました!
アコースティックなフィンガーピッキング曲から、
バイオリンのようなサウンド効果を出す“EBOW”まで駆使しての
パフォーマンスを披露。使用ギターは、長年愛用している
タカミネの“Michel Haumont”シグニチャー・モデル。
下は、打田とミッシェルのデュエット写真。
彼のオリジナル曲「Ensemble」のセッションはとても楽しかったです。
ブルーグラスとケルティック・ミュージックのフレーバーが交ざった、
メロディックで軽快な曲です。また、私の「思い出の鱒釣り」も、
ミッシェルが加わってくれて、よりエレガントになりました。
CDや楽譜集もたくさんの方々に買っていただきました。
皆さん、ありがとう! メルシーボークー!
= オフショット =
ミッシェル&シルビエ夫妻と打田夫妻で夕食。
お泊まりのホテルの近くのレストランにて。
イルミネーションが綺麗な新宿サザンテラスにて記念撮影。
おふたりは、タカミネ・ギターの工場を訪問したり、京都・奈良を
観光したり、日本を十分楽しんで、フランスへの帰途に着きました。
ヨーロッパはいま寒波の影響で大雪だとのことで、来るときも帰るときも
飛行機を変更しなければならないというトラブルもあったのですが、
日本での楽しい思い出の方がしっかり心に残ってくれたことと思います。