■セロニアス・モンクは、モダン・ジャズの歴史の中で傑出した人物だった。モンクの音楽は、どんな楽器でも挑戦に値するものだが、とりわけフィンガースタイル・ギターには最高の素材になる。ダック・ベイカーは、ラグタイムからフリー・ジャズまで多くのジャズ・スタイルをアレンジし演奏してきた経験を生かし、モンクのほろ苦いハーモニーのフィーリングをギターの6本の弦で表現することを試みた。このビデオ・レッスンでは、ダックのアレンジによる「ブルー・モンク」「ルルズ・バック・イン・タウン」「ラウンド・ミッドナイト」「ライト・ブルー」が解説される。最初の3曲に関しては、チャーリー・ラウズをフィーチャーした彼の有名なカルテットの1966年のコンサートから貴重な映像も盛り込まれている。
【レッスン曲】ブルー・モンク、ルルズ・バック・イン・タウン、ライト・ブルー、ラウンド・ミッドナイト
■ゴスペル・ソングは、欧米の文化、音楽の中でとても馴染みのあるものですが、また知らず知らずのうちに日本の歌として私たちにも深く浸透しています。メロディアスで叙情的なゴスペル音楽は、古くから多くの音楽家によって演奏されてきましたが、フィンガースタイル・ギターのレパートリーとしても多くの可能性を秘めています。
■このビデオでは、名手ダック・ベイカーが、有名なゴスペル・ソング6曲を取りあげ、初級者のためにギター1本にやさしくアレンジしています。それぞれの曲の歴史的背景を説明し、1フレーズごとに丁寧にそのアレンジをレクチャーしていきます。また、右手と左手をそれぞれクローズアップした分割画面も取り入れた分かりやすい構成になっています。ミシシッピ・ジョン・ハート等のオルタネイティング・ベースをマスターした方も、ゴスペル音楽という分野にそのテクニックを応用でき、十分楽しむことができます。大切な場面で光る“ゴスペル・ソング”を、是非あなたのレパートリーに加えてください。
【レッスン曲】◆ファーザー・アロング(Farther Along)、◆ゼア・イズ・ア・ハッピー・ランド(There Is A Happy Land)、◆ホワット・ア・フレンド・ウィー・ハブ・イン・ジーザス(What A Friend We Have In Jesus)、◆ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー(Just A Closer Walk With Thee)、◆ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン(Will The Circle Be Unbroken?)、◆アバイド・ウィズ・ミー(Abide With Me)
■フィンガースタイルで弾くスウィング・ジャズ、その第一人者と言えばご存じダック・ベイカーです。本作は、そんなフィンガースタイル・ジャズの名手ダックが、お馴染みのスタンダードの曲4曲を用いて、やさしいアレンジで分かりやすく丁寧に、その基本をレッスンしてくれます。カントリー・ブルースやトラディショナルなスタイルで用いられているオルタネイティング・ベースのテクニックを使って、どのようにスウィング・ジャズに発展させていくのかを、興味深いジャズの歴史的背景にも触れながら、レッスンを進めていきます。右手のフィンガーピッキング・テクニックから左手のフィンガリングまで、非常に詳しく説明しながらフレーズごとに丁寧に解説しているので、無理なく学んでいけるでしょう。また途中、今後のプレイに必要になるジャズ・コードを用いたリズム奏法も説明し取り上げるなど、初級から中級者まで“スウィング”を堪能できます。
■付属の小冊子には、全レッスン曲のタブ譜とジャズ・コードのダイアグラムが記載されているので安心。また、両手の動きが分かりやすい分割画面も採用されています。そろそろスウィング・ジャズに挑戦してみたいと思っているあなた、ぜひ本作にトライしてみて下さい。きっと役に立ちますよ。
【レッスン曲】◆レッドウィング(Redwing)、◆素敵なあなた(Bei Mier Bist Du Schoen)、◆アイ・ガット・リズム(I Got Rhythm)、◆ジャズ・コード・リズム奏法( I Got Rhythm…キーC&G)、◆ネヴァー・スワット・ア・フライ(Never Swat A Fly)