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荷物いっぱい怒濤のツアーもついに最終ライヴを迎えました。
会場は、東京は吉祥寺にあるスターパインズ・カフェ。
TABライヴでは、度々使わせてもらっているライヴハウスです。
この日もたくさんのお客さんがご来場くださって、ありがたいことに
1階席、2階席ともぎっしりです。
まずは、打田十紀夫が登場。
スターパインズ・カフェは、音響のみならず、照明もオシャレで、
本格派ライヴのムードを演出してくれます。
モーリス S-121Uを弾く打田。ほかに、
新しいヨコヤマ・ギター、アミスター・マホガニー・ステージャー、
そしてナショナル Style-Nと、4本のギターを使用。
今回のツアー、ナショナル・ギター&スライド奏法の権威、
ボブ・ブロズマンの向こうを張って、ナショナル・ギターを弾くには
ワケがあるのです。3月にリットーミュージックから
教則DVD『まるごと1本!ボトルネック・スライド・ギター』をリリース
したばかりですので、そのPRをするためなんです(笑)。
「ボブのように弾くにも、まずは基本からですよ〜。皆さんヨロシク!」
ボブ・ブロズマンもこのツアー最後の日本ライヴを楽しむかのように
目一杯のパフォーマンスを見せてくれました。
下の写真は、ナショナル・トライコーンでのパフォーマンス。
シタールのような共鳴音が出るインディアン22弦ギターでのプレイは、
非常に幻想的な世界を作り上げます。
ワイゼンボーンによるハワイアン・スタイルのメロディアスなスライドや、
ラップ・スタイル・ブルースもボブの得意とするところ。
ボブの語学のセンスにも、只ならぬものがあります。
ツアーで世界中回っていることもあるのですが、英語のほかに
イタリア語やフランス語も堪能です。日本語を学ぶことにもどん欲で、
ツアー中いろいろな言葉を覚えようとしていました。
外人特有のアクセント日本語ではなく、発音を非常に正確に模倣しているので、
ライヴでも日本語で聴衆とコミュニケーションを取れていたのはさすがです!
下の写真は、今回のツアーの新ワザ(?)、
聴衆に手拍子をさせながらのナショナル・ギター逆さ立て!
1曲の中でギターを取っ換え引っ換えしての、ボブと打田のセッション。
まるで歌舞伎の早変わりのような芸当で、会場も大盛り上がり!
ボブは確か、“トライコーン→チャランゴ→トライコーン
→ワイゼンボーン→トライコーン”と換えていったと思います。
打田も頑張って“モーリス→ナショナル→モーリス”と換えました。
「私の場合、ギターだけでなく、ラインのセレクターやプリアンプの
エフェクトも切り替えなければならなくて大変でした。。汗」(打田談)
これでツアーが終わると思うとなんかちょっと寂しい気もします。
是非また、ボブの再来日を企画したいと思います。
そのときも、どうか皆さま、応援のほどよろしくお願いします!
ライヴ終了後は、CD&DVDを買っていただいた方へのサイン会。
またしても長い列が出来ました。皆さん、本当にありがとうございました。
ボブも多くの方に応援してもらって、とても喜んでいました。