“リゾネーター・ギターの魔術師”ボブ・ブロズマンを3年ぶりに招聘して開催しました今回のツアーへの多数のご来場、ありがとうございました。おかげさまで、各会場とも大盛況のうちに無事終了いたしました。
ナショナル・ギター、ワイゼンボーン、ウクレレなど、多彩なギターを用い、エモーショナルなスライド・プレイから、スナッピング、ボディ・ヒットなどパーカッシブで躍動感溢れるサウンドまで、変幻自在のプレイを展開するボブ・ブロズマンは、“世紀のエンターテナー”と呼ぶに相応しい存在です。彼が素晴らしいのは、そのプレイが凄まじく超絶というだけではなく、とてつもなく広い音楽性を伴ったものであるというところです。カントリー・ブルースから、ハワイアン、オールド・ジャズ、キューバ、アフリカ、インド・サウンド、沖縄音楽、アイランド・ミュージックまで、まさに音楽世界紀行ともいえるステージは本当に圧巻でした!
今回の来日では、いつものツアーで回っている東京・名古屋・大阪といった都市でのライヴの他に、モリダイラ楽器さん主催の“Fingerpicking Day”へのゲスト出演も組み込ませていただきました。Fingerpicking Dayは、コンテストをフィーチャーした非常にストイックなイベントとして知られていますが、ゲスト・コーナーでボブのような異色の世界的ギタリストをご紹介できたのは大変意義深く、出場したギタリスト達にも新たな衝撃を与えたのではないかと思います。またボブも日本のアマチュア・ギタリスト達との交流を持つことができて、とても喜んでいました。
また今回は、ボブのパフォーマンスに切っても切れないNational Reso-Phonic Guitar社の社長、ドン・ヤング氏も一緒に来日されました。私も以前にメールでは何度かやりとりさせてもらったことがあったものの、お会いするのは初めてでしたが、とても物静かな紳士で、私もいろいろお話させていただき、有意義な時間を過ごすことが出来ました。ボブもドンも存分に日本を満喫してくれたと思います。
当社のツアーは、いつも多くの方々に支えていただいています。協賛してくださった(株)モリダイラ楽器さま、(株)フックアップさま、荷物運びや移動でお世話になった(株)Wonder Toneさま、art pointさま、いつも本当にありがとうございます。北九州ライヴでは、新日本製鐵(株)八幡製鐵所さまとキリンビール(株)北九州支店の大住智也氏の多大なお力添えをいただきました。また大阪公演を主催してくださいました(財)吹田市文化振興事業団さまにも心より感謝いたします。ご来場いただいたお客様のご声援と関係者の皆さまのご支援なくしては、このようなツアーを成功させることは不可能です。今後ともどうぞよろしくお願いします。
2009年5月 TABギタースクール 打田十紀夫
※「Bob Brozman Japan Tour 2009」の写真をアップしました。ページ番号をクリックすると、写真のページが開きます。各ページに数枚の写真とコメントを掲載してあります。それぞれの写真ページからは、ページの一番下のところから他の写真ページへ移動することが出来ます。
●写真提供:吉澤一実氏(Page 1の写真1・写真3〜7、Page 2の全写真、Page 8の全写真)、Wonder Tone 末次宏氏(Page 5の写真1〜2・写真4〜6全写真・写真8〜14、Page 6の写真1・写真3〜10)
Page 1…4/18 横浜“Fingerpicking Day”ゲスト出演。(写真7枚)
Page 2…4/19 東京“BACK IN TOWN”でのライヴより。(写真8枚)
Page 3…4/20・21 九州へ出発&福岡“Dream Boat”でのライヴより。(写真7枚)
Page 4…4/22 新日鐵八幡製鉄所訪問&“ウェルとばた”でのライヴ。(写真8枚)
Page 5…4/24 大阪“MAY THEATER”でのライヴより。(写真14枚)
Page 6…4/25 名古屋“TOKUZO”でのライヴより。(写真10枚)
Page 7…4/26 名古屋から東京へ車で移動中。(写真5枚)
Page 8…4/26 東京“STAR PINE'S CAFE”でのライヴより。(写真15枚)